男性型乳腺症(女性化乳房)に対しての乳輪下切開アプローチ乳腺切除を行った1例

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みなさんこんにちは。

今回は女性化乳房に悩む男性の乳腺切除したモニター様をご紹介します。

女性化乳房とは

女性化乳房は、男性の胸が女性のように膨らんでしまうことをいいます。

正常な男性にも乳腺は有りますが、ホルモンバランスの乱れや薬の副作用などで乳腺が過剰に大きくなってしまうことが原因です。

外見上胸が女性の様に見え強いコンプレックスになる場合が多く、手術適応は基本的に本人が希望し自費で行うことが多いです。

①原因の薬を中断できない場合

②ホルモンバランスが改善しても何年も乳腺が大きいまま残存。

③乳腺の膨らみで皮膚が伸展し痛みがある。

こんな方が手術を受ける印象です。

女性化乳房除去モニター様の紹介です。

20代男性で胸の張りの改善を主訴に来院し当院で3年ほど経過観察を行いましたが改善しないため乳腺摘出手術を行った患者さんです。

既往歴や薬の内服歴はありませんでした。

筋トレで体脂肪率を一桁にしても乳頭周りが膨らんでいたとのことです。

診察上の所見で肥大した乳腺の範囲はかなり限局的であったため、局所麻酔下の乳輪下切開アプローチで乳腺除去を行いました。

除去した乳腺の画像です。

周りの組織との癒着がほとんど無い典型的な女性化乳房の良性乳腺所見でした。

術後1ヶ月後の胸の正面の写真です。

乳輪下切開のため傷跡もほとんど目立たない状態になっています。

まだ若干内出血がありますがこの後もっと目立たなくなります。

これで長年の悩みも無事解決できて喜んでらっしゃいました。

女性化乳房でお悩みの方は是非ご相談ください。

施術名:乳腺切除(脂肪除去含む)
費用:990,000円(税込)/全身麻酔110,000円(税込)
副作用・リスク:痛み、血腫形成、内出血 乳頭損失

当院のHPはこちらです。