新しいわきが手術!わきがスリーミックス法について!
梅雨入りして半月。
湿度も高くなり、だんだんと気温も上がってきました。
それに伴い、当院にも多汗症・わきが治療のご相談に来院される方が増えてきました。
今回は新しいわきが治療(スリーミックス法)のご紹介です。
新しいわきが治療(スリーミックス法)の開発までの経緯
自分は美容外科医師として、二重・わきが手術を一番最初に覚え、これまでも数多くのお客様を担当してきました。
わきが手術の中にはイナバ式組織削除法という方法があり、うまくやると殆どの汗腺を除去でき、再発もない方法があります。
ただ、この方法は約2センチの小さな傷からブラインドで脇全体を操作するので、本当に自分の手の感覚だけを頼りに行う手術です。
なので、手術中に肉眼で汗腺の除去状況や出血部位を完全に確認するのが困難です。
また、汗腺除去を攻めすぎると脇全体に瘢痕固縮が起こったりもします。
昨今は切らないわきが治療レーザー系や脂肪吸引的なわきが治療が台頭し、わきが手術は危険!なんてイメージまでも持たれているようです。
切らないで、再発無くわきが・多汗症が治れば一番良いのですが、あいにくそんな治療機器に出会った事が無い。(涙)
なので私はずっと汗腺の除去を確実に把握でき、出血部位を確実に同定でき、確実に止血でき、瘢痕固縮を起こさないためにはどうすればよいかをずっと考えてきました。
しかし、今回は長年にわたって課題だって全てを解決する術式が確立出来ました。
わきが治療スリーミックス法とは
イナバ式の小さな傷・広い切除範囲はそのままに汗腺が残りやすい部位を特殊な器具を用いる事で、直視下にて汗腺を追加切除する方法です!
術後の皮膚のトラブルを回避するために再生治療(幹細胞上清液)を使用する事で、術後の傷の治りが早く皮膚のトラブルを最低限にいたしました。
わきが治療スリーミックス法で用いる特殊な器具とは?
コウプライトという最近、発売されたLED付き筋鈎を用います。
この筋鈎を用いることで視野が300%ほど明るくなります。
結果2センチの傷から脇全体が見渡すことが出来、汗腺の除去を確実に把握でき、出血部位を確実に同定できます。
そして、バイポーラという機器を用いて確実に止血します。
瘢痕固縮を起こさないために汗腺除去は必要十分な層で止めます。
そして、皮膚の寄れが出ない様にアンカーと呼ばれる縫合を親の仇か!と思うぐらいびっちり縫合します。
最後に再生治療(幹細胞上清液)を打って手術を終了します。
手術後はガーゼとテープで圧迫固定を3日間行います。
以上、よろしくお願いします。
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