ED(勃起不全)治療に役立つ知識 静岡 橋本クリニック

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最近起ちが悪い、年齢とともに起たなくなってきた、性行為するときに萎えてしまうなどと悩んでいませんか?

勃起の原理、ED(勃起不全)の原因、治療薬ついてまとめました。

勃起の種類

勃起とはペニスが硬くなって起った生理現象です。

勃起には心理的刺激による「中枢性勃起」と物理的刺激による「反射性勃起」の2種類があります。

中枢性勃起は、裸を見たり性的想像をすることで大脳皮質を経由し、視床下部にある性中枢がサインを出し勃起中枢が刺激され勃起が生じます。

反射性勃起は、ペニスや陰嚢を触って刺激したり、乗り物を乗った際の振動など勃起中枢が刺激されることで反射的に勃起します。

勃起のメカニズム

勃起は自律神経の「副交感神経」が活性化している時、すなわちリラックスしている時に起こります。

楽しみや喜び、癒しといった状態の際に副交感神経は働きます。

自立神経には「交感神経」もあり、興奮状態・緊張している時に働きます。

「副交感神経」が働いてペニスが勃起し、「交感神経」が働いて射精するのです。

性的刺激や物理刺激によって勃起中枢が刺激されると、ペニスとその周辺の動脈が緩み、血管が拡張したところに血液が流れ込みます。

この時、血管拡張させる作用として陰茎海面体の神経から一酸化窒素の分泌と共にサイクリックGMPという物質が増えます。

サイクリックGMPが増えると、海綿体の筋肉が緩んで血管が拡がり血液が大量に流れ込みスポンジ状の組織である陰茎海綿体に血液が充満します。

血液が充満することで下方に垂れていた陰茎は硬く大きくなり起ち上がったような状態になります。

しかし、陰茎海綿体に血液が流入しただけでは勃起を持続することができません。

ある程度血液が流入すると、陰茎海綿体の静脈が圧迫されて塞がり、血液の流出が防がれることで勃起を維持できます。

刺激により神経と血管が正常に働くことで勃起します。

ED(勃起不全)の原因

ED(勃起不全)には大きく分けて薬剤性、心因性、器質性、混合型の4つのタイプに分けられます。

薬剤性ED(勃起不全)

一部の種類の薬剤が原因とされています。

<中枢神経に作用する薬剤>

解熱消炎鎮痛剤、抗不安薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、抗精神病薬、睡眠薬を含む向精神薬

<末梢神経に作用する薬剤>

筋弛緩薬、鎮けい薬、麻酔薬、抗コリン薬

<循環器系に作用する薬剤>

不整脈治療薬、利尿剤、降圧剤、血管拡張剤、高脂血症用剤

<消化管に作用する薬剤>

消化性潰瘍治療薬、麻酔薬、抗コリン薬、鎮けい薬

心因性ED(勃起不全)

精神的なストレスがあると、神経の性的な興奮がうまくペニスに伝わらないために、ED(勃起不全)が起こりやすくなります。

30、40代に多くみられ、仕事や夫婦関係など日常生活におけるストレスが原因や、性交がうまくいかなかったことよるトラウマが原因となることもあります。

このタイプは、「また失敗するのではないか」という不安が大きなストレスとなり、ED(勃起不全)を悪化させることもあります。

器質性ED(勃起不全)

加齢に伴い、50代に多く、特に動脈硬化(血管が硬くなる症状)が原因と考えられます。

動脈硬化になると血管が十分に拡がらず、血液の循環が悪くなります。そのため陰茎海綿体にも十分な血液が流れ込まず、ED(勃起不全)が起こりやすくなります。

糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の人では、血管に大きな負担がかかるため、動脈硬化が進行している可能性があり、結果、ED(勃起不全)が起こりやすいです。

また喫煙や過度の飲酒もED(勃起不全)を引き起こす原因と考えられています。

他に神経が傷害される病気(脳出血、脳腫瘍、脳外傷、脊髄損傷、パーキンソン病、アルツハイマー病など)、陰茎海面体の血管や神経を損傷するような手術・外傷、一部の泌尿器系の病気でもED(勃起不全)が起こりやすくなります。

混合型ED(勃起不全)

ストレスだけ、または動脈硬化の進行や神経に障害があるだけが原因ということは少なく、どちらの要素も合わさった混合型ED(勃起不全)が多いとされています。

特に50、60代に多く、特に糖尿病や高血圧、外傷などに精神的な要素が加わってED(勃起不全)になっていることが多いといわれています。

ED(勃起不全)のセルフチェック

ファイザー製薬のEDセルフチェックサイトを参考にしてください

ED(勃起不全)治療薬

ED(勃起不全)治療薬にはバイアグラ、シアリス、レビトラの3種類があります。

それぞれ効き方、効果時間に違いがあるので紹介していきます。

ED(勃起不全)治療薬は勃起の補助をする薬で、精力増強剤ではありません。

バイアグラ

1998年にアメリカのファイザー社から発売され、1999年に勃起不全の医療用治療薬として初めて正式に認可された世界で最も歴史がある薬です。

レビトラ、シアリスと次々と新しい薬が開発され販売されていますが、認知度や利用者数は一番人気です。

長く愛用されている薬のため実績は本物ですが、食事とアルコールの併用で効果が減退することがあります。

バイアグラの効果を最大限に発揮するにはできるだけ空腹時に内服することが望ましく、アルコールは適量であれば問題ないですが、過剰摂取すると効果はありません

安心して服用したいと考える人やED治療薬初心者の方にお勧めです。

種類:25mg、50mg

効果時間:25mg・50mgともに5~6時間

飲むタイミング:性交渉の1時間前

服用後、30分程度で効果が現れ、1時間でほぼ効果が現れます。

レビトラ

2003年にドイツのバイエル社から発売され、2004年に正式に日本で認可された世界で二番目にできたED(勃起不全)治療薬です。

レビトラは食事の影響を受けにくいとされていますが、まったく受けないわけではありません。

影響を受けない食事には、一定の条件があります。

製造元であるバイエルの資料では、「標準的な食事の影響は受けない」とされており、なおかつ「総エネルギーの脂肪の割合は30%以内」という条件があります。

栄養学でいう標準的な食事とは、成人男性の場合で1食あたりおよそ700kcalです。

その30%ということは、210kcalまでの脂肪であれば影響をおよぼさない食事であるといえます。(脂肪1gは9kcal)

食後にレビトラを服用する場合は、総エネルギー700kcal、脂肪210kcalが限度であることです。

例として牛丼チェーン店での牛丼並盛がボーダーラインとされています。

バイアグラで効果が得られなかった方におすすめします。

種類:5mg、10mg、20mg

効果時間:5mg:ほとんど効果が得られないことが多く、取り扱いが少ない

10mg:5~6時間

20mg:8~10時間

飲むタイミング:性交渉の約1時間前

即効性があるため、服用後20分程で効果が現れ、最高血中濃度に達するまで40~50分程度とされています。

シアリス

2002年11月に欧州で承認され、2003年2月より欧州、オーストラリア、ニュージーランドで発売が開始されました。

2003年11月にはアメリカでも承認がおり、日本では2007年7月に承認され、同年9月より日本イーライリリー株式会社より販売が開始されました。一番新しいタイプの治療薬です。

シアリスは有効成分としてタダラフィル(Tadalafil)を含有しています。タダラフィルは体内で分解されにくい構造をしているため吸収されるまでに時間を要します。

シアリスの特徴はバイアグラ、レビトラに比べて持続時間が長いことです。

海外では、金曜の夜に内服すれば日曜の朝まで効果が持続するため、「ウイークエンドピル」と呼ばれています。

食事とアルコールに影響は受けないが、過度なアルコール摂取は控えたほうが良いです。

マイルドな効果で自然な勃起となるため、バイアグラ、レビトラで見られる赤ら顔になりにくいため、顔のほてりや軽度のED(勃起不全)の方におすすめです。

種類:10mg、20mg

効果時間:約24~36時間

飲むタイミング:性交渉の約2時間前

服用後、約1時間で効き始め、血中濃度が半分になるまで約14~15時間かかるため長いとされています。

ED(勃起不全)治療薬の副作用と併用禁忌

バイアグラ、レビトラ、シアリス共に副作用は「顔のほてり」「鼻づまり」「頭痛」が見られます。

これは血管拡張作用によるもので、効果が現れた証拠になります。

その他に、「目の充血」「動悸」「色覚変化」などありますが、一時的なものです。

ED(勃起不全)治療薬には、一緒に飲んではいけない併用禁忌薬があります。

併用禁忌薬は飲み合わせが悪く、単体では身体に良い薬でも、併用することで最悪の場合は死亡事故にまで発展してしまう可能性があります。

併用禁忌薬としては、硝酸剤や一酸化窒素供与剤などがあげられます。

虚血性心疾患で用いることが多く、飲み薬、舌下錠、貼り薬、吸入薬、注射、塗り薬、スプレーなど、さまざまなタイプの薬が該当します。

また、禁忌薬ではなくとも薬との相性があり、服用中の薬に合わせて使用量などを検討する必要があります。

これらのことから、服用中の薬は忘れずに医師に伝えておきましょう。

ED(勃起不全)治療薬の類似品・偽造品について

インターネットでの個人輸入が手軽におこなえるようになり、海外から安価で医薬品を手に入れることが可能になっています。

しかし、その中には偽造医薬品も数多く流通しており、厚生労働省・製薬会社も正確な実態は把握しきれていない状態です。

偽造医薬品の製造現場は不衛生でその成分には不純物が含まれている場合があり、服用することで死亡するケースも発生しています。

また短期的には問題がなくても、長期服用により体にどのような影響があるのかなど、未知の健康被害の可能性もあります。

正規品でないものは有効成分の含有量が表示と異なるもの、有効成分を含まないものもみられ、健康被害の実態は明らかではないものの、すべてにおいて品質の保証はできません。

さらに、偽造医薬品は正規品に極めて類似した色・形状を有するものもあり、専門家でも正規品と直接比較しなければ判別するのが困難です。

2008年8月~2009年4月にファイザー製薬、バイエル薬品、日本新薬、日本イーライリリーの4社が合同で調査を行ったところ、国内のインターネットで流通しているED治療薬の55.4%が偽造医薬品であることが判明しました。

薬剤別にみると、バイアグラの57%、レビトラの49%、シアリスの60%が偽造医薬品でした。

インターネット上では「本物である」、または「海外で製造されたジェネリック医薬品である」と欺いて販売されているのでインターネットでの入手は特に警戒が必要です。

ED(勃起不全)治療のまとめ

 

ED治療を行ったきっかけでもっと多かったのは「自信を取り戻すため」(46.6%)、「恋人との関係を良好にするため」(26.9%)、「子作りのため」(14.5%)と続きます。 浜松町第一クリニック調べ

男性にとってEDであることは、本人の自信を喪失させているだけでなく、恋人との関係も悪化させる一因になっていることがわかります。

男性の勃起力は、筋力などと同じ『力』なんですから、加齢とともに衰えたり弱くなったりして当然です。

少し弱くなったかなと思ったら、衰えた力を補うために、ED治療薬を活用することは恥ずかしいことではありません。

何度かED治療薬を使ってうまくできるようになることで、ED治療薬を使わなくてもSEXできるようになる方もいらしゃいます。

念のためのお守り代わりに、実際に使わなくてもED治療薬を持っている方も結構います。

効果に個人差があり、効き方の嗜好、副作用の発現も人によって違います。

いろいろとお試しいただき、ご自身にあった薬を見つけてください。

当院(静岡美容外科橋本クリニック)の取り扱いED治療薬

  • 初診・再診料無料ですので、費用はお薬代のみとなっております。院長イラスト
  • 2回目以降は予約不要ですぐに院内処方が可能です。
  • 1錠から処方OKです。

バイアグラ錠50mg 1錠 1900円

・レビトラ錠20mg 1錠 2400円

・シアリス錠20mg 1錠 2400円

静岡美容外科橋本クリニック

TEL 0120-686-100

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