紫外線の多い夏季のレーザー治療について

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みなさん、こんにちは!

富士でゴルフをして少し日焼けした橋本です。(>_<)

今回は、この時期よく質問を頂く夏季のシミや脱毛のレーザー治療についてです。

1年で1番紫外線が多いのは7.8月!

 

 

一般的に夏に紫外線が多くなります。 日本では、7~8月に年間で最も多く紫外線が観測されます。

そして、紫外線が多い時期は肌の露出が増えるため、シミ治療や脱毛の駆け込み重要が多くなります。

なので、お客様からカウンセリング時に『紫外線の多い時期に施術をして大丈夫?』的な質問を多くいただきます。

結論から申し上げますと当院のレーザーですと≪赤くなる日焼けしなければ大丈夫です!≫

日焼け後に肌が「赤くなる」人と「黒くなる人」の違い

人に存在するメラニンは黒色のユーメラニンと黄色のフェオメラニンの2種類で、その比率により髪や皮膚の色に差が出ます。
日焼け後の肌色の違いは、持っているメラニンの種類と作られるメラニンの量で起こります。
東洋人の肌は、下記の3タイプに分類されています。
  • タイプ1→赤くなった後もとの肌色に戻る(約15%)
  • タイプ2→赤くなった後に黒くなる(約70%)
  • タイプ3→赤くならず、そのまま黒くなる(約15%)

これらのタイプはメラニン産生能力の差です。

メラニンはくすみやシミの原因とされがちですが、本来の機能は肌細胞を守り、老化や肌トラブルを守るために作られるものです。

タイプ1や2の肌は、メラニンが細胞が肌を守り切れないため炎症を起こしてしまい、赤くなるのです。

なので紫外線を浴びると赤くなり、ヒリヒリし赤くなる方は、メラニンを作る能力が弱い肌という事です。

日焼け後に肌が赤くなっている時に身体では何が起こってる?

上記で説明したようにメラニンは、紫外線から肌の内部(真皮)を守る大切な役割をしています。

太陽光線に含まれる紫外線は、皮膚の真皮にあるコラーゲンやエラスチンを破壊して細胞を傷つけ、皮膚トラブルを起こします。

その紫外線の有害な作用を防ぐために、皮膚はメラニン色素という黒い幕をつくって、紫外線を皮膚の内部に侵入させないように阻止してくれているのです。

日焼け直後の皮膚が赤く熱を持っている状態はメラニンが皮膚上層に多数存在していることを示します。

問題はこのメラニンが皮膚上層に多数存在している状態でレーザーを照射すると『黒に反応する性質』で熱伝播が起こり正常皮膚の火傷が起こってしまうのです。

この「赤くなる日焼け」は日焼け後8〜24時間でピークを迎えます。

日焼けの程度や個人差はありますが、だいたい赤みが消えるのに2〜3日かかり黒っぽくなる日焼けが現れます。

したがって赤く熱を持った日焼けでも当院では約2週間で照射可能となります。(個人差あり)

当院の日焼け時のレーザー治療について

それでは夏季の各種レーザー照射についてです。

どのレーザーも日焼け直後の赤く熱を持った肌には【8~24時間】照射しません。

①医療レーザー脱毛

当院の医療レーザー脱毛はジェントルMAXPROという機種を用いて脱毛を行っています。

ジェントルMAXPROはアレクサンドライトレーザー(755)とヤグレーザ(1064)の2波長を搭載しておりボタン1つで切り替え可能となっております。

基本的に日焼けが疑われる肌にはヤグレーザーを用います。

ヤグレーザーは、医療や美容の分野で使用されるレーザー治療の一種です。

ヤグレーザーが日焼けに比較的強い理由は、その動作原理と波長に関連しています。

ヤグレーザーの特徴的な波長は、一般的に1064ナノメートル(nm)です。

この波長は、光が皮膚の表面で吸収されるのを最小限に抑える効果があります。

短い波長のレーザーは(例:532nmのような波長)は、肌表面で吸収されやすく、日焼けや肌の色素に敏感に反応する傾向があります。

日焼け肌は、メラニン色素の増加によって引き起こされ、このメラニンが多い肌で短い波長のレーザーを用いると正常組織に熱が吸収されやすくなり、火傷リスクが高まります。

ヤグレーザーの長い波長は、皮膚の表面を通過しやすく、深部の組織に集中的に吸収されるため、肌表面へのダメージが最小限に抑えられます。

これにより、ヤグレーザーは日焼け肌に対しても安全かつ効果的な治療が可能とされています。

②シミ治療

当院ではエンライトンⅢ、ピコシュアの2機種のピコレーザーを用いてシミ治療を行っております。

この2機種で使用できる波長は532、670、755、1064の4種類の波長が使用できます。

そもそもピコレーザーが日焼けに対して比較的強い理由は、その動作原理と波長、パルス幅に関連しています。

ピコレーザーの特徴的な点は、非常に短いパルス幅を持つことで通常、ピコレーザーはピコ秒(1兆分の1秒)単位のパルス幅を持ちます。

この非常に短いパルス幅により、レーザー光が肌表面に与える熱の影響が最小限に抑えられます。

熱の影響が少ないため、肌に対するダメージや炎症のリスクが低くなります。

また、当院で用いるピコレーザーの一般的な波長は1064ナノメートル(nm)または755ナノメートル(nm)で日焼けに強い波長を用いてます。

なので当院のシミ治療は日焼け肌でも、肌表面への影響を最小限に抑えながら、治療を行うことができます。

最後に

レーザー治療と日焼けについてお話させていただきました。

当院では多少の日焼けをしていても上記理由でシミ治療や医療脱毛が行えます。

僕自身、お客様のライフワークを犠牲にせず治療したいという考えです。

もちろん、あまりにひどい日焼けの時は泣く泣く照射を延期する場合もありますが、なるべく安全にお客様に我慢していただく事が無いように診療させていただいてます。

 

 

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