バッカルファット除去について

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皆様こんにちは。

だんだん、暖かい季節になり気分も陽気になりますね。

今回はバッカルファット除去手術でについてです!

そもそもバッカルファットって何!?

 

バッカルファットとは、頬の深い部分に存在する脂肪です。

バッカルファットとは頬部(ほほ)の咬筋の前縁に位置する脂肪の塊のことを言います。

口腔粘膜側(深いところ)にある脂肪塊で、皮下脂肪(浅いところ)とは異なります。

口の中で吸える脂肪、噛んでしまうことのある脂肪です。

若い間は、頬の高い位置に存在しますが、加齢によって脂肪を支える靭帯等が衰えるとてくると下垂します。

下垂したバッカルファットは、ほうれい線や口角のマリオネットライン、顎(あご)の両サイドに見られるブルドッグのようなたるみの原因となります。

そのため、このバッカルファットを除去することによって、気になるたるみを予防・改善し、顔の印象を若返らせる効果があります。

バッカルファット除去手術はどんな人に向いているのか?

・小顔になりたい。

・下膨れを解消したい。

・頬のたるみやほうれい線が目立たなくしたい。

・バレたくない。

・腫れたくない。

・傷を残したくない。

こんな方に向いています。

バッカルファット除去手術の流れ

麻酔の前にイソジンうがい液でお口の中を消毒します。

その後スプレー麻酔をします。

お口の中は粘膜なのでとってもスプレー麻酔が良く効きます!

その後、麻酔の注射をします。(←ほとんど痛みがありません。)

その後、再びお口をゆすぎます。

完全に麻酔が効いたのを確認し開口マウスピースを挿入し、口の中を5mmほど切開し、そこから脂肪を取り出します。

5mmの傷からバッカルファットを探し取り出すのは慣れれば簡単ですが、とても修行が必要でした。

最後に溶ける糸で縫合するので抜糸は不要です。

当日から普段と同じようにお食事が召し上がれます。

 

バッカルファット除去手術のダウンタイム

バッカルファット除去手術をお受けになるお客様が一番心配されるのはダウンタイムです。

腫れについて、、

バッカルファット除去手術を希望されるほとんどのお客様は頬が膨らんでいる傾向にあります。

手術でキレイに取り除いて、その後少し腫れは残ります。(麻酔の液体分の膨らみ、手術操作による腫れ)

なので、ほとんどのお客様はプラスマイナス0若しくは若干プラス程度です。

内出血について、、

バッカルファット除去手術はお口の中から操作するのでお顔の見えるところに内出血が出ることは殆どありません。

その他、まれではありますが、1~2カ月くらいバッカルファット存在していた部位に小さなしこりが出ることがございますが、時間とともに全くわからなくなります。

バッカルファット除去手術の合併症

大きな合併症としては顔面神経障害と耳下腺管損傷があります。

これらの合併症は解剖の理解と手術の積み重ねにより完全に防ぐことができます。

現在までの私の手術での発生率は0です。

術後は感染を予防するために、口腔内を清潔に保つことが予防に重要です。

バッカルファット除去手術がうまく行えない事が多い症例とは?

個人的な経験になりますが、脂肪溶解注射を頬に頻回に注射をされている方はバッカルファットが頬の中で分断されておりキレイに出てこない傾向にあります。

基本的な考え方として、頬の深い位置にあるバッカルファットは口の中から一塊として除去手術を行います。

頬の浅い位置にある皮下脂肪は脂肪溶解注射で溶解するなのですが、脂肪溶解注射の成分が若干バッカルファットにも影響している為だと思われます。

一塊りとなっているはずのバッカルファットが脂肪溶解注射の影響で分断され、結果手術でキレイに切除できないことがあると考えています。

なので、脂肪溶解注射頻回後はバッカルファット検索にも時間がかかり結果腫れ、内出血も強く出る傾向にあります。

当院ではバッカルファット除去手術と脂肪溶解注射のどちらかに悩まれているお客様にはバッカルファット除去からを勧めています。

バッカルファット除去手術と合わせて行うと効果的な施術

1.エラが発達した方

いわゆるエラ部分の筋肉(咬筋)が発達しているとエラが張っているように見え、ベース型の幅の広い大きな顔に見えてしまいます。

エラが発達した人は歯ぎしりを併発している方が良くいます。

エラの部分に手をあてて食いしばったときに、グイっと出て触れるのが咬筋です。

筋肉(咬筋)が原因で顔が大きく見えてしまう方にバッカルファット除去手術と合わせて行うとより効果的な施術は、ボトックスです。

ボツリヌストキシンという筋肉を動かなくさせる成分を、咬筋に注射し小顔にする施術です。

7日間程度で実感できるようになります。

持続期間は約半年となります。

2.皮下脂肪が多い方

皮下脂肪は身体中にあり、もちろんお顔にもあります。

皮下脂肪がつきすぎると顔が大きくみえてしまいます。

頬がアンパンマン、二重あごが気になる方はお顔にある皮下脂肪が原因かもしれません。

お顔の皮下脂肪が多いタイプの方はバッカルファット除去手術だけで劇的に小顔にはなること難しいです。

脂肪溶解注射の併用が好ましいです。

3.顔のたるみが強い方

お顔のたるみは顔を大きく引き伸ばすため、結果としてお顔を大きく見せてしまいます。

お顔を構成している表情筋や人体が加齢とともに衰えることが原因で、目の下や頬、あごなどの皮膚にたるみが生じてしまいます。

顔のたるみを放っておくと、脂肪やむくみとの相まってでフェイスラインが不鮮明になり、老け顔の原因となってしまいます。

たるみが原因で、顔が大きく見えてしまうタイプの方にバッカルファット除去手術と合わせて行うと良い施術は、スレッドリフトです。

カウンセリングでお客様に合った施術をご提案させていただきます。

バッカルファット除去手術の費用の平均(当院調べ)

全国平均値24.5万円でした(当院調べ)

当院 20万円です!!

バッカルファット除去手術は保険診療では行えないため各クリニックで費用にばらつきございます。

バッカルファット除去手術のまとめ

頬のたるみを改善するバッカルファット除去手術の効果や手術内容、メリット・デメリットなどを紹介させて頂きました。

美容クリニックにおける小顔治療にはさまざまな種類があり、現在のお顔の状態をしっかり把握して施術を開始することが大切です。

バッカルファット除去手術は若返りと小顔を同時に手にいれられ、且つ将来のブルドック顔などのたるみ予防になります。

予防の観点から考えればバッカルファット除去手術は若いうち(たるみの出る前)に行うとより効果的です。

日本ではまだマイナーな手術ですが世界の美容外科の中ではポピュラーな施術になっております。

些細なことでもお気軽にご相談ください。

当院のHPはこちらです。