体内埋め込みピル(ネクスプラノン)の取り扱い始めました!

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皆さんこんにちは。

静岡美容外科橋本クリニックです。

今回は、近年少しずつ注目されている 避妊インプラント(ネクスプラノン) についてご紹介します。

これは上腕の内側に挿入すると約5年間ピルの効果が持続し、抜去後はすぐに排卵が起こり妊娠可能になっております。

避妊インプラント(ネクスプラノン)は日本ではまだ承認が下りていないですが、海外では10年ほどの実績があり安全に関する論文もたくさん出ています。

「毎日ピルを飲むのが大変」、「ピルの飲み忘れが不安」、「できるだけ確実な避妊方法を選びたい」、「将来的には妊娠も考えているけれど、今はしっかり避妊したい」

このようなお悩みを持つ方にとって、避妊インプラントは新しい選択肢の一つになります。

避妊インプラント(ネクスプラノン)とは?

避妊インプラントとは、上腕、つまり二の腕の皮下に細いスティック状の薬剤を挿入する避妊方法です。

サイズは、長さ約4cm、直径約2mmほど。

イメージとしては、綿棒の軸に近い細さです。

この小さなインプラントの中には、エトノゲストレル という黄体ホルモン製剤が含まれています。

体内に挿入されたあと、ホルモンが少量ずつゆっくり放出されることで、長期間にわたり避妊効果を発揮します。

なぜ避妊できるのか?避妊インプラント(ネクスプラノン)の仕組み

避妊インプラントの主な作用は、以下の3つです。

1. 排卵を抑える

妊娠には、卵巣から卵子が排出される「排卵」が必要です。

避妊インプラントは、黄体ホルモンの働きによって排卵を抑制します。

排卵が起こりにくくなることで、精子と卵子が出会う機会を減らします。

2. 子宮頸管粘液を変化させる

子宮の入り口には、子宮頸管粘液という分泌物があります。

避妊インプラントによってこの粘液が粘り気の強い状態になると、精子が子宮内へ入りにくくなります。

3. 子宮内膜を薄く保つ

受精卵が着床するためには、子宮内膜が一定の厚みを持つ必要があります。

避妊インプラントは、子宮内膜を妊娠しにくい状態に保つ作用もあります。

つまり避妊インプラントは、

①排卵を抑える、②精子を入りにくくする、③着床しにくい環境にするという複数の作用で、高い避妊効果を発揮します。

避妊インプラント(ネクスプラノン)避妊効果は99%?

避妊インプラントは、避妊効果が99%以上とされており、毎日服用が必要なピルと違って、飲み忘れによる失敗がありません。

ピルは非常に優れた避妊方法ですが、実際には、

・飲み忘れ
・内服時間のズレ
・嘔吐や下痢
・忙しさによる中断

などによって、効果が不安定になることがあります。

その点、避妊インプラントは一度挿入すれば、毎日何かをする必要がありません。

「自分で毎日管理しなくてよい」という点が、大きなメリットです。

避妊インプラント(ネクスプラノン)の持続期間。

どれくらい効果が続くの?

海外では最長5年間の避妊効果が認められています。

一度挿入すると、長期間にわたり避妊効果が続くため、仕事や育児で忙しい方、毎日薬を飲むことが難しい方にも向いています。

ただし、5年を超えて使用することはできません。

継続して避妊を希望される場合は、期限が来る前に抜去し、新しいインプラントへ交換する必要があります。

また、体格や体重、既往歴、内服薬などによっては、医師の判断で早めの交換をおすすめする場合があります。

避妊インプラント(ネクスプラノン)はこんな方におすすめです

避妊インプラントは、特に以下のような方に向いています。

・毎日ピルを飲むのが面倒な方
・ピルの飲み忘れが多い方
・確実性の高い避妊を希望する方
・コンドームだけの避妊に不安がある方
・将来の妊娠の可能性は残したい方
・子宮内に器具を入れることに抵抗がある方
・仕事や育児で忙しく、頻回な通院が難しい方

避妊インプラントは、将来の妊娠を妨げる治療ではありません。

妊娠を希望するタイミングになれば、インプラントを抜去することで、体は徐々に元のホルモン状態へ戻っていきます。

ピル・ミレーナ・避妊インプラント(ネクスプラノン)の違い

避妊方法には、それぞれ特徴があります。

避妊方法 特徴 向いている方
低用量ピル 毎日内服する避妊薬 毎日きちんと服用できる方
ミレーナ 子宮内に入れる避妊器具 月経量が多い方、子宮内挿入に抵抗が少ない方
避妊インプラント 二の腕の皮下に入れる避妊薬 飲み忘れが不安な方、長期避妊を希望する方

どの方法が一番良いというより、

生活スタイル、体質、月経の悩み、将来の妊娠希望 によって選ぶことが大切です。

避妊インプラント(ネクスプラノン)は月経痛や月経過多にも効果はある?

避妊インプラントは、避妊を主な目的とした方法ですが、黄体ホルモンの作用によって、

・月経痛の軽減
・月経量の減少
・PMS症状の軽減
・月経困難症の改善

が期待ます。

ただし、すべての方で生理が軽くなるわけではありません。

むしろ挿入後しばらくは、不正出血や月経周期の乱れが起こることがあります。

「生理を完全に止めたい」という目的だけで選ぶものではなく、あくまで避妊を主目的とし、そのうえで月経トラブルの改善が期待できる方法と考えるのがよいでしょう。

副作用・注意点について

避妊インプラントは高い避妊効果を持つ一方で、ホルモン製剤である以上、副作用が起こる可能性があります。

主な副作用としては、

・不正出血
・月経不順
・頭痛
・肌荒れ
・ニキビ
・体重変化
・気分の変化
・乳房の張り
などがあります。

特に多いのは、月経パターンの変化です。

生理が不規則になる方もいれば、出血量が減る方、無月経になる方もいます。

避妊インプラント(ネクスプラノン)を挿入できない方

以下に該当する方は、避妊インプラントが適さない場合があります。

・現在乳がんに罹患している方
・ホルモン感受性腫瘍がある方
・重い肝疾患がある方
・原因不明の不正出血がある方
・妊娠している可能性がある方
・使用中の薬剤によって効果が下がる可能性がある方

また、持病や内服薬がある方、授乳中の方、体重やBMIが高めの方は、事前に医師へご相談ください。

避妊インプラント(ネクスプラノン)挿入の流れ

避妊インプラントは、基本的に利き腕ではない方の二の腕の内側に挿入します。

1. 診察

まずは診察で、避妊インプラントの効果、副作用、注意点、挿入方法についてご説明します。

妊娠の可能性がないか、持病や内服薬がないかも確認します。

2. 局所麻酔

挿入部位を消毒し、局所麻酔を行います。

麻酔の注射時に一瞬チクッとした痛みがありますが、麻酔が効いたあとは挿入時の痛みはほとんどありません。

3. 専用器具で挿入

専用の器具を使用して、二の腕の皮下にインプラントを挿入します。

処置自体は短時間(30分程度)で終わります。

4. 圧迫・保護

挿入後は、内出血や腫れを抑えるために圧迫し、保護テープなどで処置します。

数日間は、強い圧迫や激しい運動を避けていただきます。

避妊インプラント(ネクスプラノン)の抜去はどうするの?

避妊インプラントは、効果が切れる前に抜去する必要があります。

また、妊娠を希望する場合や、副作用がつらい場合にも抜去が可能です。

抜去時も局所麻酔を行い、数mm程度の小さな切開からインプラントを取り出します。

継続を希望される場合は、同じタイミングで新しいインプラントを再挿入することも可能です。

避妊インプラント(ネクスプラノン)挿入後に気をつけること

避妊インプラントを挿入した腕には、強い圧迫や衝撃を避ける必要があります。

特に挿入直後は、

・激しい運動
・強いマッサージ
・挿入部をぶつける行為
・腕への強い圧迫
・美容施術や脂肪吸引などの処置

上記は注意が必要です。

また、医療機関で予防接種、採血、血圧測定、腕の処置などを受ける際には、避妊インプラントが入っていることを必ず伝えてください。

避妊インプラント(ネクスプラノン)性感染症は予防できません!

避妊インプラントは、妊娠を防ぐための方法です。

性感染症を予防する効果はありません。性感染症を防ぐためには、コンドームの使用が必要です。

避妊インプラントを入れているからといって、コンドームが不要になるわけではありません。

避妊と性感染症予防は、別々に考えることが大切です。

避妊インプラント(ネクスプラノン)日本では未承認の治療です!

避妊インプラントは、海外では広く使用されている避妊方法ですが、日本国内では現時点で未承認の医薬品・医療機器です。

そのため、国内で承認された薬剤と同じ扱いではありません。

当院では、医師の判断と責任のもと、適切な手続きを経て導入しています。

また、国内未承認医薬品を使用するため、万が一重篤な副作用が起きた場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。

治療を希望される方には、この点も含めて事前にしっかりご説明します。

避妊インプラント(ネクスプラノン)の費用

避妊インプラント(ネクスプラノン)の費用:165,000円(税込)

麻酔代、内服込み

避妊インプラント(ネクスプラノン)のまとめ

避妊インプラントは、二の腕の皮下に細いスティック状の薬剤を挿入することで、長期間にわたり高い避妊効果を発揮する方法です。

毎日薬を飲む必要がなく、飲み忘れの心配もありません。

一方で、不正出血や月経不順などの副作用が起こることもあり、日本国内では未承認の治療であるため、事前の説明と理解がとても大切です。

避妊方法は、誰かに決められるものではありません。

ご自身の体、生活、将来の妊娠希望に合わせて、納得できる方法を選ぶことが大切です。

避妊インプラントが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

静岡美容外科橋本クリニックが、患者様一人ひとりに合った避妊の選択をサポートいたします。

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