女性の薄毛(FAGA)治療 静岡美容外科橋本クリニック

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  • <施術名>オーダーメイド治療薬・頭皮プラセンタ・頭皮ステムサップ(幹細胞上清液)
  • <施術の説明>診察しながらお薬の量を調整し、頭皮にプラセンタと幹細胞上清液を注射し、頭皮環境を整える方法です。
  • <施術のリスク・副作用>アレルギー、全身の多毛の可能性
  • <費用>275,000円(税別)~ 350,000円(税別)

 

薄毛の悩みは男性だけのものではありません。

「髪は女の命」とよく言われるように、髪は見た目の印象に大きく影響します。豊かで艶・ハリのある髪は若々しいく健康的な印象を作り出します。

しかし近年薄毛で悩み女性が増加しています。

特に中年以降の女性に多くみられる脱毛症は女性型脱毛症(FAGA)と言われており、髪1本1本が細くなり、分け目・つむじ周辺、頭髪全体が薄くなります。

市販のシャンプーや育毛剤では効果が出にくいのが特徴です。

そこで今日は年々増加傾向にある女性型脱毛症について注目し、詳しくお話しします。

女性の薄毛(FAGA)の毛髪医療

脱毛症に関する治療は、私たち医療従事者のみならず患者様にとって関心の高い分野です。

そもそも毛髪は、様々な外的刺激から頭部を保護し、感覚器官としての機能的役割があります。

またヘアスタイルや髪色など個性を表現する部分です。

脱毛症を引き起こす原因は色々ですが脱毛症を生じることで外見上の問題から「人に会うのが恥ずかしい」などQOL(生活の質)の低下つながったり、深刻なお悩みになります。

近年、男性型脱毛症の病態が解明され、有効な内服薬や外用薬が積極的に使われるようになりました。

2010年に日本皮膚科学会から男性・女性型脱毛症に対する治療ガイドラインが発表され、エビデンスに基づいた標準治療が行われるようになり治療成績も向上しています。

そして、2017年治療ガイドラインの改定で女性型脱毛症の治療についても触れられるようになりました。

当院では女性型脱毛症に対してガイドラインに基づいた術前診断を行い、治療計画のもと良好な結果を得られています。

女性の薄毛(FAGA)の種類

女性の薄毛(FAGA)といっても様々な種類があります。

本日は女性型脱毛症についてお話しますが、その前に代表的な脱毛症の種類について簡単に説明します。

女性の薄毛(FAGA)は大きく分けると以下になります。

①円形脱毛症

俗に「10円禿」などと呼ばれる脱毛症で、免疫トラブルにより発症し、自覚症状がなく突然斑状に始まります。

単発型と脱毛斑が2か所以上になる多発型があります。

ステロイド療法が一般的な治療ですが、経過観察で軽快する場合もあります。

②女性型脱毛症(FAGA)

頭部全体がびまん性に薄毛になる脱毛症で、女性に多く現在まだ原因は後述する女性ホルモンの低下が関与指していると考えられています。

③抜毛(バツモウ)症

正常な毛髪を無意識に自分で抜いてしまうことにより起きます。

精神的ストレスが引き金となることが多く、頭髪の一部をつまんで抜くため脱毛箇所は不規則になります。

無意識のまま正常な毛髪を抜いてしまう癖で精神疾患の一種とされています。

④結髪性脱毛症

牽引性脱毛症とも呼ばれる脱毛症で、ポニーテールやエクステンションなどをする方によく見られます。

髪が引っ張られることで抜け毛が増えてしまうために起こります。

⑤瘢痕性脱毛症

やけどや外傷、強い炎症により毛包が破壊されたり、消失してしまうために起きる脱毛症です。

毛包がなくなってしまうのでその部分から発毛することはありません。

⑥脂漏性脱毛症

頭皮にも皮脂が分泌しています。

皮脂の分泌異常で皮膚の皮脂分泌が過剰になり、毛穴を塞いでしまい炎症が起きることで脱毛が起こります。

女性型脱毛症(FAGA)について

「髪の毛のボリュームが減ってきた」「地肌が目立つようになってきた」「髪が細くなってきた」「髪のこしがなくなってきた」などのお悩みはありませんでしょうか?

これらの症状がある方は、女性型脱毛症の可能性があります。

女性型脱毛症は病態が明らかに解明されていませんが、症状の程度をLUDWIG分類で3段階に分類されます。

LUDWIG分類での女性型脱毛症の所見

LUDWIG分類Ⅰ型

正面から頭頂部にかけて全体が薄くなっている状態。

LUDWIG分類Ⅱ型

脱毛症の範囲がⅠ型に比べて拡大した状態。

LUDWIG分類Ⅲ型

男性型脱毛症に似た状態で、正面から脱毛範囲が後退した状態。

女性型脱毛症の特徴は上記LUDWIG分類の様に、部分的ではなく毛髪全体が薄くなることで、徐々に進行するため気づいたときには症状が悪化していることが多々あります。

毛髪全体が薄くなる他に、抜け毛が増加する・艶が無くなるなどの症状があります。

ホルモンバランスの変化が大きく関係しており、閉経後に目立ってくる傾向にあります。

女性の薄毛(FAGA)の原因

女性の薄毛(FAGA)の原因は女性ホルモンの低下です!

ホルモンバランスの変化(女性ホルモンの低下)

女性にも男性ホルモンは分泌しています。

男性ホルモン(テストステロン)が体内で作られ毛髪に影響を与えるメカニズムは女性も男性も同様です。

通常、毛髪を育てる働きのある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が活発な期間は血液中の男性ホルモン濃度は男性の20分の1と少ないため、毛髪への影響は少ないです。

また女性ホルモン(エストロゲン)の働きで毛周期は長くなるため脱毛は気になりません。

少し難しい話になりますが、女性型脱毛症は、卵巣や副腎皮質で産生された男性ホルモン(テストステロン)が毛乳頭細胞内で男性ホルモン受容体と結合し、毛母細胞に対して細胞分裂を制する因子を産生することから、ヘアサイクルに乱れが生じます。

つまり、性ホルモンのバランスの変化する閉経前後(ホルモンバランスの乱れ・女性ホルモンの手分泌低下による男性ホルモンの優位性が起こる時期)に薄毛を発症しやすくなります

その他、以下の様な原因があります。

1.エイジング(加齢)による脱毛

エイジングにより頭皮のうるおいを保つのに必要な皮脂やコラーゲンの分泌がも低低下します。

頭皮の乾燥が原因で脱毛につながります。

2.妊娠・出産による分娩後脱毛

妊娠期は女性ホルモンが活発に分泌されるためホルモンバランスの変化が起きます。

その影響でヘアサイクルが乱れることで分娩後に著しい脱毛が起きることがあります。

「分娩後脱毛症」といって一時的な脱毛なので自然に改善します。

3、ピル(経口避妊薬)中止による脱毛

経口避妊薬(ピル)服用によりホルモンバランスが変化します。

服用時は女性ホルモンが増加するため脱毛が減少、服用中止により一時的に脱毛が増えます。

4.ストレスによる頭皮の血流の悪化

ストレスによりホルモンや自律神経の乱れが起きます。

自律神経系の乱れによる血管収縮が原因で頭皮の血流不良を起こし、毛根に十分な栄養を運べないことが原因です。

5.偏食や過度なダイエットによる栄養不足

過度なダイエットによる栄養不足は、毛髪に必要な栄養分も不足するため脱毛につながります。

また、ファーストフードや肉類など動物性脂肪を多く含む食生活は、血液中の脂肪を増やし質の悪い血管や血液をつくる要因となり、頭皮の血行不良を起こしてしまいがちです。

6.過度なヘアケア

頭皮に皮脂は必要ですが、洗浄力の高いヘアケア用品を継続的に使用したり、シャンプーやコンディショナーを

十分に洗い流さないことから頭皮トラブルを起こしてしまうこともあります。

頭皮トラブルは脱毛の原因となりますので適切なヘアケアで健康的な頭皮と毛髪を保つことが重要になります。

女性の薄毛(FAGA)の診断

脱毛症の診断は、問診と視診が中心です。

良い治療効果を得るために以下の内容を十分に検討していきます。

①薄毛になった経緯

薄毛に気付いた時期や思い当たる原因、どの部位から薄くなり始めたか、薄毛の進行具合、治療歴など。

②既往歴

糖尿病、甲状腺機能亢進・低下症、貧血、膠原病、精神疾患や抜毛症、生理不順や更年期障害など。

③家族歴

血縁者の当事者と同様の毛髪パターンの有無、血縁者の脱毛症分類など。

④視診

毛髪の状態(髪型・毛髪の長さ・はり・こし・艶)、頭皮の状態(炎症所見・毛穴・瘢痕・皮脂・痂疲)など。

上記項目の問診・診察等をさせて頂き必要に応じて血液検査を行います。

女性の薄毛(FAGA)の治療

 

様々な原因で発症する女性の脱毛症に対しては、以下の治療を行います。
①ミノキシジルの使用
2017年治療ガイドライン(日本皮膚科学会)では女性型脱毛症に対してミノキシジルの使用は推奨度A(行うように強く勧められる)となっています。
ミノキシジルとはもともと高血圧治療の目的で血管拡張剤として開発されました。
臨床試験で発毛効果が認められたことが始まりです。
ミノキシジルの投与により頭皮の血管が拡張します。そのため頭皮の毛細血管にまで酸素や栄養分が行き届き、
成長期毛包の増加、休止期毛包の減少、毛包の増大、毛包周囲の血流増加で髪の成長を促します。
②頭皮メソセラピー
頭皮に成長因子(幹細胞上清液)を直接注射し、毛髪の生産工場である毛包を復活させます。
幹細胞上清液とは、幹細胞を培養増殖するときに幹細胞が分泌する成分です。
この成分は細胞を成長・増殖させる信号(サイトカイン)を多く含みます。当然毛髪を発生させる発毛成長因子
も含むため、頭皮に注入することで毛母細胞に作用し発毛を促進します。

③パントガールの投与

パントガールⓇ(Pantogar)はドイツの製薬会社で開発され、世界で初めて女性の薄毛に効果が認められた薄毛治療薬です。

この治療薬はパントテン酸カルシウムやケラチン・システインなどの成分が含まれていて、頭皮環境の改善や毛髪の成長が期待でき、発毛をサポートします。

パントテン酸カルシウムとは頭皮の潤いを保ち、皮脂分泌を正常化する働きがあります。

ケラチン・システインはアミノ酸から構成されるタンパク質の一種で、髪の毛の90%がこのたんぱく質で構成さ

れています。そのためケラチン・システインの補充で髪の毛の正常な形成を促すことができます。

パントガールはミノキシジルなどの医薬品とは異なり、上記栄養素を主成分としたサプリメントのため、大きな副作用の報告はありません。

④ホルモンバランスを整える生活指導
女性型脱毛症の治療は女性ホルモンの減少が大きく関与しているため、上記の治療薬やサプリメント以外にホルモンバランスを整えることも必要です。
ホルモンバランスを乱す原因は心身へのストレスともいわれています。
例えば、過度なダイエット・睡眠不足・生活習慣の乱れはストレス源になります。ストレスがたまりホルモンバランスが乱れることで血管収縮作用が起き、毛髪への血流が悪くなります。
そうすると毛髪への栄養も不足してしまい薄毛が進行してしまいます。
ぜひ、生活環境において心身に負担を与えている要素の有無を見直してみましょう!

女性の薄毛(FAGA)治療のまとめ

院長イラスト

今日は多くの女性がお悩みの女性型脱毛症(FAGA)についてお話しました。

女性の薄毛の原因は、更年期・ストレス・妊娠や出産による女性ホルモンバランスの変化、過度なヘアケアや髪型など多様です。

近年増加している女性の薄毛(FAGA)に対する治療は、日本皮膚科学会のガイドラインでも触れられるようになり、エビデンスに基づいた治療が行われるようになりました。

当院の薄毛治療薬は女性型脱毛症を引き起こしている原因をお客様に合わせて分析し、内服薬やメソセラピーをオーダーメイドでお客様に合わせた理想的な配合で治療を行うので高い発毛

効果を実感して頂いてます。

些細なことでもご相談ください。

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