切らないわきが治療機器で症状が再発し、当院で切る手術を行った術中所見の様子。
皆様こんにちは!
最近、歴史物の漫画にハマっている橋本です。
さて今回は1年前に切らないわきが治療機器で治療し症状が再発し、当院で手術を行ったお客様の紹介です。
お客様の承諾を得て術中の所見をカメラに収める事が出来たので紹介させていただきます。
わきが治療機による汗腺残存の状態
こちらの患者様は1年前に某わきが治療機で治療をされたましたが、症状(臭い・汗ともに)再発のため当院に来院されました。
カウンセリング後、同日手術になりました。
常日頃、アポクリン・エクリン汗腺は経皮的アプローチ(レーザーなど)による破壊は難しいと説いてる橋本ですが、やはり術中所見では汗腺の残存を確認出来ました。
(ブツブツとしたのが汗腺です。)
このお客様は直視下法で施術されました。
某わきが治療機後、症状再発症例に直視下摘除法による汗腺除去の様子
直視下法で私が見ながら丁寧に残存汗腺を除去しました。
右の写真ではエクリン腺とアポクリン腺は綺麗に完璧に取り除かれています。
<施術名>直視下摘除法
<費用>250,000円(税抜)
<副作用>血腫、感染、一時的は感覚麻痺、皮膚のヨレ
<術後の注意事項>術後3日間は固定をしますので、抜糸まで腕を上にあげたり重いものを持つことが出来ません。
汗腺とは
汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。
<エクリン腺>
全身のほとんどに分布しており、主に体温調整のために汗を出す汗腺で、分泌される汗は無臭です。
<アポクリン腺>
身体の限られた部分にあり、特にワキの下に多く分布しています。
独立して皮膚に開口しているエクリン腺と異なり、毛根に開口部があります。
アポクリン腺から出る汗は白く濁っており、脂質やタンパク質など臭いの元となる成分を多く含んでいます。
わきが治療とは
当院のわきが治療は「ボトックス治療」「直視下摘除法」「イナバ式組織削除法」「わきがスリーミックス法」を行っております。
効果といたしましては「ボトックス治療」<「直視下摘除法」<「イナバ式組織削除法」<「わきがスリーミックス法」の順となります。
ボトックス治療
わきの下にボトックスを注入することで汗腺の活動を抑え汗の分泌や臭いを抑えます。
汗腺を取り除くわけではないため、効果は約半年~1年となっております。
ダウンタウンが全く無いのが特徴です。
※効果の持続期間は個人差があります。
直視下摘除法
わきの中央部を約3㎝切開し、アポクリン・エクリン腺を直に確認しながら丁寧に切除していきます。
剥離範囲が下記に比べ狭い傾向にあります。
イナバ式組織削除法
イナバ式皮下組織削除法とは、故・稲葉博士が開発したわきがの治療方法です。
イナバ式皮下組織削除法で治療を行なうと、脇の下皮膚を厚さ1mm程度まで削ることができるため、わきがの原因の アポクリン腺や腋毛の再生がほとんど起こりません。
また汗腺切除範囲が直視下摘除法に比べて広いため、脇の範囲が広い方に適しています。
ワキ毛が生えている楕円形より一回り大きくデザインし、皮膚を2㎝程度切開します。
そこをきっかけにして、専用の器具を使用し、ワキ毛周辺のアポクリン腺、エクリン腺をまんべんなく剥離します。
わきがスリーミックス法
当院で独自に行っている治療法です。
画期的だった「イナバ式」「直視下摘除法」しかし・・・
イナバ式は傷が小さく切除範囲が広いことが特徴ですが、傷口が狭いため汗腺を完全に除去できたかを確認することは難しく、さらに直視下摘除法は目視で確認できる代わりに傷が大きく削除範囲が狭いのが難点でした。また、どちらの手術も皮膚を裏側から薄くするため術後のトラブルも多々ありました。
そこで考案されたのが橋本クリニック独自の「わきがスリー・ミックス法」
①イナバ式の小さな傷、広い切除範囲はそのままに汗腺が確実に除去されているか特殊な器具を用いて②直視下で確認し追加切除を行います。
術後の皮膚のトラブルを回避するために③再生治療(幹細胞上清液)を使用することによって、術後のトラブルを最低限にいたしました。
①~③までを一気に行うためスリーミックス法と名付けました。
術前に汗腺存在部位をしっかりとデザインをします。
定規をあてている部位が傷口で約2センチメートルとなります。
術後は傷口はもちろん、わき全体を細かく縫合し終了します。
細かく皮膚を縫う事で、皮膚のズレやヨレを予防できます。
わきが治療のまとめ
切れない治療機器でわきがが治れば大変素晴らしいです。
しかし、不幸にも再発してしまった場合は切る手術も考慮してみてください。
当院で行うわきが治療は…
- 汗もにおいもほぼ完全に消失
- 再発の心配がない
- 小さく切開するため傷跡が目立たない
- 再生治療を行うため傷の仕上がりもキレイです
スリー・ミックス法の場合、汗の元の汗腺をほぼに取り除くことで、汗も臭いもほぼ完全に消失し、再発の心配はまずありません。
また、毛根を同時に取り除くことができますので、わきの脱毛も可能です。
再生治療(幹細胞上清液)の併用で傷の治りも良くなるため、術後のトラブルの心配がありません。
以上のことからも、再発の心配無く確実にわきが治療をご希望される方は、ぜひ当院のわきが治療をご検討ください!!
まずはカウンセリングからどんな些細なことでもご相談ください。お待ちしております!
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