当院のニキビ跡治療について
みなさんこんにちは!
今回は当院で行っているニキビ跡のクレーター治療を紹介させていただきます!
クレータと一言でいっても軽症から重症があり、程度に合わせて適切な治療を行うことが肝要です!
・ニキビ跡クレーターの主な種類と特徴
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アイスピック型:開口部は小さいものの、アイスピックで刺したように真皮よりさらに深く凹んでいるタイプです。再構築が難しく、治療が最も難しいとされています。
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ボックスカー型:貨物列車(boxcar)のように、四角い形に深くへこんでいるのが特徴です。比較的浅く、底面が平らで真皮層が残っているため、治療の効果が期待できます。
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ローリング型:楕円形に緩やかに凹んでおり、底がお椀のようになっているタイプです。ニキビの炎症が皮下組織にまで及んで組織が収縮することで生じます。
・重症度のレベル
- 軽度::比較的浅いボックスカー型やローリング型。
- 中等度::ある程度の深さがあるボックスカー型やローリング型。
- 重度::アイスピック型や深いローリング型。
ニキビ跡治療の種類
当院で採用しているニキビ跡治療には
ダウンタイムの程度の低い順に以下に列挙します。治療効果の大きさとは逆の傾向にあります
①ピコフラクセル
②ダーマペン
③トライフィル✕ジュベルック
④スリーミックスサブシジョン
ダウンタイムの程度の低い順に①<②<③<④
治療効果の高い順に④>③>②>①
です。
では、それぞれ見ていきましょう!
①ピコフラクセル
フラクセルレーザー治療とは、お肌に対して目に見えない程の極小の穴を無数に作り、肌を入れ替えるレーザーです。
ダメージを受けた皮膚は、それを治そうとする創傷治癒過程においてコラーゲンの新生・増殖が起こることで、毛穴・浅いニキビ跡が目立たなくなり、肌の弾力を取り戻し、肌細胞を内側から若返らせることができます。
フラクショナルレーザーは従来の肌表面にもダメージを与えるCO2レーザーとは違い、皮膚の真皮という少し下の層のみに作用するので、肌表面のダメージはほとんどなくダウンタイムが小さいのが魅力です。
また、ピコフラクセルはくすみがとれたりトーンアップ効果もあります。これはしみやくすみの原因のメラニンを非常に細かく破砕し、それを排出させる効果があるからです。
②ダーマペン
ダーマペンは、超極細の針がついたペン型の電動の針で、これを皮膚に当て、高速振動で皮膚に極微細な穴をあけていく機械です。
ダーマペンでにきび跡や毛穴の凹凸の改善が起こる仕組みは、フラクセル同様に肌の「創傷治癒力」を利用することです。
皮膚に微細な穴を開けて、その穴や傷を皮膚組織が治そうとする過程でコラーゲンやエラスチンの産生が促され表面の凹凸が滑らかになり、肌にハリがでます。
にきび跡や毛穴の凹凸にお悩みの方はもちろんのこと、小ジワが気になる方や肌のハリを出したいという方にもおすすめの施術なのですが施術方法が2種類あります。
スタンプのように打つ方法と滑らしながら打つ方法です。打ち方や針の深さによって効果が異なります。
1スタンプのように打つ方法
この方法はニキビ跡、特に少し深めのニキビ跡に対して用いられます。
皮膚の真皮という少し深い層まで及んだニキビが破裂し、真皮が損傷されることでニキビ跡のクレーターが生じます。
ニキビ跡治療に対し針の深さを0.5㎜、1㎜、1.5㎜で比較した研究があり、1.5㎜で治療が有効であることが示されました。
ニキビ跡を改善するには、針を少し深めの設定(1.5㎜以上)で施術行うことになります。
ダーマペンに再生治療の薬剤エクソソームを併用することで、ニキビ跡の治癒効果を高めたり、さらに肌質改善を促すこともできます。
皮脂分泌減少や毛穴縮小を狙いたい場合はダーマペンにボトックスを併用しますが、深く設定するとボトックスの影響で表情を作る筋肉が動きにくくなる可能性があるので、皮脂腺にのみ作用させるように浅めに打ちます。この打ち方はスキンボトックスと言います。
ニキビ跡治療の深めの施術は赤い内出血のダウンタイムが5日ほど、スキンボトックスのように浅めの場合は3日程度です。
2滑らせながら打つ方法
上記のスタンプの打ち方とは違い、肌に傷がつかないように針はかなり浅めで顔全体を滑らせながら打つ方法です。これはヴェルベットスキンで用いられる方法です。
ヴェルヴェットスキンとは、「ダーマペン」と「マッサージピール」を同時に行う施術です。
マッサージピールは、表皮の剥離を引き起こさずに真皮深層に働きかけることで、コラーゲンの産生を促進するピーリングになりますのでダーマペンと相性抜群です。
2日程度の内出血のダウンタイムです。
③トライフィル✕ジュベルック
トライフィルプロはCO2ガスにより皮膚の下の瘢痕組織をを剥離します。
剥離後のそのスペースに、任意の薬剤(ジュベルック)を注入し、さらにCO2ガスを押し込むという、3ステップを1ショットで行う機械です。剥離したスペースに確実に薬剤を注入できますので再癒着を予防できます。また、CO2ガスを入れることで酸性を中和しようと注入部位の酸素濃度が上昇するボーア効果が発生し肌の再生力の促進も期待できます。
この施術はダウンタイムが少なく最大限の効果を得られることが魅力的です。
注入剤のジュベルック(Juvelook)は、主成分がポリ乳酸(PDLLA)で、コラーゲンの生成を促進します。これにより、ニキビ跡の改善だけでなく、毛穴の開き、小じわ、肌のハリの改善が期待できます。PDLLAが皮膚の浅い層や真皮でコラーゲンを増やし、注入後には肌のハリやボリュームを出して、様々な肌トラブルを改善します。
ピコフラクセルやダーマペンは人間が持っている自然な創傷治癒効果を引き出すことによってニキビ跡を改善する治療として有効ですが、回数がかかったり、 重度ニキビ跡は皮膚の深い層が破壊され硬くなって(瘢痕化し)陥没しているケースがあり、創傷治癒効果を引き出す治療では限界がある場合がございます。
重度のニキビ跡はこの瘢痕を剥離し解除する必要があります。それがトライフィルとサブシジョンです。
④スリーミックスサブシジョン
皮膚の下の層にある硬くなった瘢痕組織をトライフィルはCO2ガスで剥離するのに対し、サブシジョンは針で物理的に断ち切ることで、皮膚表面の凹みを改善します。
この手術では、針や特殊な器具を使用して皮膚の下の瘢痕組織を断ち切り、新たなコラーゲンの生成を促します。
当院のサブシジョンの3つのこだわりポイント☝🏻✨👨🏻⚕️
①指定範囲の正常皮膚を極力温存します。(マイクロデザイン)
ニキビ跡の陥没部位のみをマーキングし、必要な部位のみにサブシジョンを行うことでダウンタイムを最小限にします。
②サブシジョンを行う前にレーザーでニキビ跡の辺縁を盆地状に削ります。
深いニキビ跡はボックス型やアイスピック型のように辺縁が角ばってることが多く、この角があるとサブシジョンを行っても皮膚の上りが悪いため、あらかじめレーザーで辺縁を削ってローリング型にしておきます。
③サブシジョン後に再陥没予防のためヒアルロン酸注入。
再陥没を予防するためにあらかじめ剥離し終わったスペースにヒアルロン酸を注入します。
またこのスリーミクスサブシジョンは仕上げに34Gのすごく細い針で手動でダーマペンのようにニキビ跡に刺入することでコラーゲンやエラスチンの産生が促され、より治療効果を高めれるように工夫しています。
これらの作業を丁寧に行うことで、通常のサブシジョンと比較して1回の施術でかなりの凹凸改善効果がございます。
スリーミックスサブシジョン&トライフィル✕ジュベルック
スリーミックスサブシジョンとトライフィル✕ジュベルックを組み合わせることで、今まで手強かったニキビ跡治療を劇的に改善させることが出来るようになりました。
また、ニキビ跡治療だけでなく肌質向上も間違いなしで一石二鳥です。
静岡でニキビ跡治療なら橋本クリニック
当院では様々なニキビ跡に対しカウンセリングで最適な治療をご提案させていただきます。
是非ご相談ください。
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