切らない目の下治療(スリーミックス法)について 静岡美容外科 橋本クリニック

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皆様、明けましておめでとうございます。

年明けからたくさんのお客様に来院して頂き感謝、感謝です。

今年も一人一人に丁寧なカウンセリング、丁寧な施術を心掛け、一人でも多くの方のお悩みを解消して笑顔になって頂けるように精進していくつもりです。

今回は当院の人気メニュー・切らない目の下脂肪取り(スリーミックス法)のご紹介です。

切らない目の下治療(スリーミックス法)モニター様のご紹介です。

・術前                       ・術後1か月

・術前                      ・術後1か月

費用:240000円(税別)

治療時間:30分程度

内出血・腫れ 1週間程度

リスク:感染、皮膚のたるみが残る可能性

このお客様のアンケートです。

目の下の膨らみがしっかり改善されて写真ではわかりにくいですが、目元に張りがしっかり出ています。

また、アンケートからお客様も満足して頂いているようで私も嬉しいです。

さて、まずは目の下(下眼瞼)の老化のメカニズムです。

目の下(下眼瞼)の老化のメカニズム

目元は老化の早い部位です。

加齢に伴う眼球の変化として、老眼、白内障などがあります。

上記は視野障害などを伴うため、保険診療で治療が可能ですが、目元の皮膚の加齢変化は視野障害などを伴わないために保険適用はなく、現状美容外科等で治療する必要があります。

目元の皮膚が変化しやすい要因として

1、皮膚が頬の半分程度と薄い。

2、皮下脂肪、皮脂腺、汗腺が非常に少ないため水分が蒸発しやすく、乾燥しやすく水分保持しにくい。

3、眼球は眼窩脂肪に包まれており、その脂肪組織は注1.眼窩隔膜という薄い膜で覆われています。

注1

3、a-この眼窩角膜が加齢により薄く、弱くなると脂肪組織(眼窩脂肪)が飛び出る。

3、b-突出した脂肪組織(眼窩脂肪)が眼輪筋を圧迫し皮膚の色素変化をおこす。

3、c-その後脂肪組織の圧力により目の下の皮膚が突出し目の下のたるみ(目袋)を生じます。

なんとなくご理解していただけたでしょうか?

目元は乾燥しやすい薄い皮膚で、眼球、眼輪筋、眼窩脂肪を覆っており、物理的に非常に脆弱な部位なんです。

切らない目の下治療(スリーミックス法)とは?

上記の通り、目の下は加齢変化が顕著なため美容外科にお問い合わせの多い部位です。

そんな中、メスを使わず(皮膚を切開せず)、最大限の目の下の若返りを行うために考案した方法がスリーミックス法です。

簡単に説明すると

①結膜側アプローチ(あっかんべーをした状態)で突出した脂肪を脱脂する。

②脱脂した後、再発予防のため眼窩隔膜を縮小する。

③突出した脂肪で負担のかかった眼輪筋、下眼瞼の皮膚に再生治療の幹細胞上清液(ステムサップ)を注入し再生を促す。

幹細胞上清液(ステムサップ)については後述します。

この3つのステップを1回の施術でまとめて行うためスリーミックス法と呼んでいます。

スリーミックス法の最大の特徴はこれまではメスを使わないと困難だった下眼瞼の脂肪、筋肉、皮膚の3要素にメス無しでアプローチ出来ることです。

自分は目の下の治療に際して

1、注入系

2、糸挿入

3、切る手術

4、切らない手術

と全て習得しておりますが、5年ほど前から殆どの症例を切らない手術(スリーミックス法)で行ってます。

切らない目の下治療(スリーミックス法)の実際

切らない目の下治療(スリーミックス法)の手術風景を簡単に説明します。

まず、麻酔の目薬をします。←ちょっとしみます。

その後、細い針で麻酔の注射を行います。(皮膚側と結膜側に1回ずつ合計2回打ちます)

完全に麻酔が効いた後、結膜側に少し穴を開けそこから飛び出た脂肪を取ります←非常に繊細な手術です。

これを行うとまず脂肪を包む眼窩隔膜が見えます。

この手術をお受けになる方の大半はこの眼窩隔膜が伸びてそこに脂肪が溜まっています。

伸びた隔膜を丁寧に開け、中に溜まっている脂肪を房状に切除します。

マニアックな話しですが、下眼瞼の脂肪は内側、中側、外側の3つの部位に分かれており、それぞれ脂肪の色、形状が細かく異なります。

なので、慣れると脂肪細胞を見ただけで、どの部位の脂肪か判別できます。

ですので、手術前の診察でどの部位の脂肪をどれくらい除去するかを決めて、手術中に自分がどの部位の脂肪を操作しているのかを形状を確認しながら安全に行っています。

目的の脂肪を除去した後、伸びた角膜をそのまま放置しておくと、また脂肪が溜まってしまうので眼窩角膜を縮小し再発を予防します。

また私は上記手順の最中、一切の出血を許しません。

もちろん出血が少ない層で操作をするのですが、全く出血させないのは不可能です。

なので、出血点を的確に同定して確実に止血するという意味です。毛細血管1本、1本丁寧に止血します。

最後に皮膚側から幹細胞上清液(ステムサップ)を注入して手術を終了します。

最初の麻酔からここまでで30分程度です。

さらに、術後看護師が圧迫し内出血・腫れのリスクを減少させます。

一応、幹細胞上清液(ステムサップ)のおさらいをします。

幹細胞上清液(ステムサップ)まとめ・おさらい

2017年7月のブログの引用です。

私たちは皆、自分の体の中に、皮膚や血液のように、ひとつひとつの細胞の寿命が短く、絶えず入れ替わり続ける組織を保つために、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞を持っています。

こうした能力を持つ細胞が「幹細胞」です。

幹細胞と呼ばれるには、次の二つの能力が不可欠です。一つは分化能力といって、皮膚、赤血球、血小板など、わたしたちのからだをつくるさまざまな細胞を作り出す能力。

もう一つは自己複製能で自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができるという能力です。

こうした「幹細胞」の性質を利用して、細胞そのものを薬として怪我や病気を治す「再生医療」という新しい治療法の研究や、体内の細胞の状態をからだの外で再現して病気のしくみを調べる研究が進んでいます。

そして幹細胞上清液(ステムサップ)とは

幹細胞を培養するときに、幹細胞が分泌する成分のことです。

この成分には、500種類以上のタンパク質成分が含まれており、そこにはサイトカインと呼ばれる細胞活性のカギとなる情報伝達物質が豊富に含まれています。サイトカインは、体内の損傷を受けた組織や細胞の機能回復に重要な役割を果たし、老化などにより衰えた細胞の回復を後押しするため、美容に対するさまざまな効果が期待できます。

美容部門では、、

1、再生効果を利用した皮膚の若返り、美白、クマ治療、小ジワの改善

2、再生効果を利用した毛髪の若返り(別名HARG療法)

3、創傷治癒の促進(メスを使う手術すべて、移植片の定着率UP)

などに用いております。

なので目元の皮膚には1の作用を利用して非常に脆弱な目元の皮膚の補強・再生を促します。

院長イラスト

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