ピコレーザー(エンライトン)を用いたタトゥー(入れ墨)・しみ除去について 静岡 橋本クリニック
当院ではタトゥー除去(入れ墨)に際して、これまで切除法・削皮法のみを用いて施術を行って来ました。
従来のQスイッチレーザーではタトゥー消失まで時間や回数がかかり(費用も)、結果薄くなるだけで消えない症例があったためです。
ただ、技術革新でより短期間でより確実にタトゥーを除去するレーザーが登場しました。
レーザー機器は絶えず技術革新が進みます。
実際にレーザーを照射する時間を 「パルス幅」 というのですが、この幅が短ければ短いほど、標的物質の周辺にある組織に対して熱が伝わる時間が短くなり、選択性が上がります。
メラニン色素を破壊するためのレーザーはこのパルス幅を短くする技術の競争になりました。
そして誕生したのがピコ秒レーザーです。
今回はそんなピコ秒レーザー(エンライトン)のお話です。
ピコレーザー(エンライトン)って何?
Pico(ピコ)とは、レーザー機器から出るレーザー光の時間の長さです。
これまでレーザーによるシミの治療は、ナノ秒までが限界でした。
ちなみに、レーザー光の出る時間の長さ(パルス幅)は、目的によって使い分けられています。
標的の小さなシミ(良性色素性病変)の治療やタトゥーのインク除去はパルス幅が短いもの、 標的の大きな
焼く脱毛レーザーはパルス幅が長いものが最適とされています。
今まで一般的に使用されてきたシミ取りレーザーは、「ナノ秒」レーザーです。
ピコレーザーは、パルス幅が「ナノ秒」より更に短い、「ピコ秒」であり、これにより、画期的に「早く」「優しく」治療できるようになりました。
シミ・くすみ・アザ・色素沈着・タトゥーなど、すべてに格段の効果を発揮します。
パルス幅とは
パルス幅が短いほど
↓
1、熱が広がりにくい
2、深い位置の色素に効果的
3、威力が強くなる
パルス幅で使用する時間の単位は以下になります。
sec(秒)
↓
msec(ミリ秒)
↓
μsec(マイクロ秒)
↓
nsec(ナノ秒)
↓
psec(ピコ秒)
1000分の1ずつ単位が小さくなります。
ミリ秒:ロングパルスレーザー☛脱毛レーザー
マイクロ秒:短パルス・ノーマルレーザー
ナノ秒:Qスイッチレーザー☛従来のシミ除去、タトゥー除去レーザー
ピコ秒:ピコ秒レーザー☛最新のシミ除去、タトゥー除去レーザー
毛根などの標的が大きいものはピコレーザーでは破壊できないので脱毛などははできません。
ピコレーザーを用いたシミ取り 静岡橋本クリニック
ピコトーニング(ピコジェネシス)
シミ・ソバカスは表皮層にあるメラニンという色素のあつまったものです。
これらすべてのメラニンを無理なく少しずつ分解・排出してシミを薄くし、顔全体のくすみを改善して透明感のある白肌を実現するのがピコトーニングによる治療です。
効果の高いレーザー治療でありながら、痛みや肌への負担、ダウンタイムがほとんどない全く新しいシミ・美白治療治療です。
今までのYAG レーザーやフォトフェイシャルなどの光治療は光のパワーをメラニンに照射することで「熱」に変換させてメラニン色素にダメージを与えて薄くするものでした。
これをフォトサーマル方式と呼び、見方によっては肌の内部でちょっとしたヤケドを起こさせているのと同じなので、どうしても痛みやダウンタイムがありました。
しかしこの新しいピコレーザーは光を熱に変換させずに、光そのものがシミ・ソバカスなどの色素を分解することができます。
これをフォトメカニカル方式といいます。 また、その光熱エネルギーが肌全体に及んで肌細胞を活性化させ、肌の新陳代謝が改善・向上します。 さらに、コラーゲンを作る元となる線維芽細胞を刺激してコラーゲンの生成を活発にし、肌のハリやツヤを改善する効果が期待できます。
Qスイッチレーザーで破壊されるメラニンは・・・
ここからは体内の免疫力・マクロファージに頼っていました。
そのため、マイクロファージが大きな粒子を貧食するのに時間がかかっていたのです。
ナノ秒からピコ秒にアップグレードされたことによって
より細かい粒子に砕くことができるようになりました
細かな粒子になることで、マイクロファージも貧食に時間がかからず、
これまで取りきれなかった、シミがなくなります。
思わず触れたくなるプリプリ素肌感も
シミや美白の効果だけにとどまらず、肌のターンオーバーを促してキメを整える、コラーゲンを増生して肌のハリを取り戻し小ジワを改善する、開いてしまった毛穴を引き締める、目元のくまを目立たなくする、肌の質感を向上させるなど、混在する様々な症状を1度に解消して、お肌をランクアップさせます。
治療後からメイクもOK の「ノーダウンタイム」
従来のレーザーでは、治療に強い痛みがありました。しかし最新のピコレーザーは痛みがほとんど感じられないレベルまで制御されています。 また、従来のレーザーは治療後にかさぶたができたり、赤みが続いたり、日常生活に多少の不便がありましたが、ピコトーニングはダウンタイムがないので、治療直後からメイクや洗顔ができます。
ピコトーニングの症例写真
費用:1回(全顔)9,000円(税抜)
施術時間:10分
リスク・副作用:近い間隔で照射しすぎると色素脱失の可能性、皮膚の防衛反応として一時的に発疹が出来る可能性
費用:1回(全顔)9,000円(税抜)
施術時間:10分
リスク・副作用:近い間隔で照射しすぎると色素脱失の可能性、皮膚の防衛反応として一時的に発疹が出来る可能性
費用:1回(全顔)9,000円(税抜)
施術時間:10分
リスク・副作用:近い間隔で照射しすぎると色素脱失の可能性、皮膚の防衛反応として一時的に発疹が出来る可能性
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ピコレーザーのタトゥー除去 静岡橋本クリニック
刺青やタトゥーのインクの粒子には、さまざまな大きさがあります。
レーザー照射によって破壊できる粒子の大きさはレーザーの波長に大きく関係しています。
当院のピコレーザー(エンライトン)は2ナノ秒と750ピコ秒の2種類のパルス幅(レーザー照射時間)を使用することができます。
2ナノ秒のパルス幅で大きな粒子を破壊してから、750ピコ秒のパルス幅でさらに細かく破壊することができるため、綺麗にシミや刺青を消すことが可能です。
ピコレーザーを用いたタトゥー除去 ステップ1
まず、ナノ秒レーザーの設定で大きな色素粒子をある程度の大きさに叩き割ります。(Photothermal効果)
ピコレーザーを用いたタトゥー除去 ステップ2
残った色素粒子をピコ秒のパルス幅でさらに細かく破壊します。
ピコレーザー(エンライトン)のタトゥー除去の症例写真
費用:面積10㎠ 1回:30,000円(税抜) 3回照射:90,000円(税抜)
治療時間:10分
赤み・腫れ:1~3日
リスク・副作用:施術中の痛み、水泡形成、、色素沈着、インクの量によって照射回数が増える可能性
費用:面積6㎠ 1回:30,000円(税抜) 3回照射:90,000円(税抜)
治療時間:5~10分
赤み・腫れ:1~3日
リスク・副作用:施術中の痛み、水泡形成、、色素沈着、インクの量によって照射回数が増える可能性
費用:面積16㎠ 1回:40,000円(税抜) 3回照射:120,000円(税抜)
治療時間:5~10分
赤み・腫れ:1~3日
リスク・副作用:施術中の痛み、水泡形成、、色素沈着、インクの量によって照射回数が増える可能性
ピコレーザーを用いたタトゥー除去の費用
当院のタトゥー除去には単純切除・削皮法・ピコレーザーを用いた3種類の方法で行っております。
お客様のご希望をお聞きして最適な除去方法をご提案いたします。
お気軽にご相談ください。
当院公式HPのタトゥー診療内容はこちらをクリック