プチ整形:安全で長持ちなアクアミド注入について:静岡美容外科 橋本クリニック

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しわを伸ばしたり、肌に張りを持たせたり、ボリュームを出したりするために使用されるフィラー。

フィラーとは、直訳ですと「埋めるもの」「詰め物」ということになりますが、美容医療ではヒアルロン酸やアクアフィリング、アクアミドなどの注入剤のことです。

プチ整形と言われており、短時間での施術が可能、ダウンタイムも短いことから大変人気の施術です。

以前にも紹介しましたが、当院の若返り&輪郭形成の施術で大人気のアクアミドについてお話します。

アクアミドとは

アクアミドはアメリカを始め世界中で使用される注射剤で、鼻を高くしたり、あごを出したり、法令線のたるみを浅くすることが出来ます。

アクアミドの最大の特徴はヒアルロン酸と違い、完全に吸引されてしまうことがなく、一部が永久的に残る点です。

ヒアルロン酸製剤は約6か月で体に吸収されるため、繰り返し施術を受ける必要がありますがアクアミドは長期間持続するため繰り返し施術を受ける必要はありません。

結果、経済的でもあります。

アクアミドはヨーロッパでは、15年以上も使用されており、安全性は確立されております。

日本国内でも10年以上の臨床実績があり問題は特にありません。

 

アクアミドの特徴

アクアミドは一部が永久的に残ります。特徴は以下の通りです。

  • アクアミドは法令線など深いしわ・たるみの改善に適しています。
  • アクアミドを用いてはあご、鼻形成も可能です。←この場合通常のアクアミドより硬さのあるアクアミドリコンストラクションを用いることが多いです。
  • アクアミドは目のまわりなど細かいしわには向いていません。←目の周りの細かいシワはボトックスや再生治療が適している場合が多いです。

アクアミドと身体の調和について

アクアミドは、ヒドロゲルという水97.5%とポリアクリルアミド2.5%でできている成分からできており、注入後はからだと調和し皮下の最適な場所に集まります。

体の組織と一体化するので、からだの一部であるようかのように感じることができます。

ヒドロゲルは微粒子をまったく含みませんのでヒアルロン酸のように凸凹する事がありません。

そのため、効果そのものは注入したゲルから得られるもので、微粒子に対する異物反応から起こるものではありません。

つまり、組織硬化あるいは線維症を極めて起こしにくい物質です。

注入したボリュームは、実際に目で確認できるものと同じ量であり、見た目を正確に修正することが可能となります。

組織に注入後、ヒドロゲルと周辺組織の間で水分の交換を絶えず行います。

時間が経つとアクアミド内に血管が新生され、免疫システムにアクセスできるようにもります。

アクアミドの安全性について

院長イラストアクアミドは、皮下部(脂肪層)に埋入する方法で安全に使用されています。

  • 皮膚組織構造を深く理解し、的確な施術テクニックを有する医師らの実績は非常に高いものです。
  • 国内外の学術論文にその安全性が報告がなされています。
  • ハイドロジェルでは、唯一FDA申請において材質の安全性、製造及び品質管理システムの妥当性が確認され、臨床評価試験が許可さました。
  • FDAが認証したプロトコルに従い、全米の指定された施設において、患者を対象に注入し良好な結果を得られました。
  • アクアミドの安全性は、国際論文において物性、生体適合性、親和性や製造安定性等科学的根拠に基づき報告されています。
  • ネット上に散見される、アクアミドに関するネガティブ情報は、残念ながらアクアミド以外のハイドロジェルを注入されたものと推察されています。
  • プロトコルに従い、正しい知識と、技術を伴うことで安全と言えます。

アクアミドの論文の紹介

アメリカ・ミシガンからのアクアミドに関する報告です。

形成外科領域でも大変有名な、I.T.Jackson先生の施設での実験的考察です。

28匹のウサギの耳に1mlのアクアミドを注射して、4ヵ月後、7ヵ月後に、超音波検査、MRI画像、病理組織などを検討した。

結果は、
●合併症は無かった
●当初入れたときと同じゼリー状の形態を保っていた
●7ヵ月後の体積は、1.0±0.2mlだった
●MRIでも最初と同じ形態であった
●組織は、炎症反応無い、異物反応は最小限度のものだけある。薄い皮膜できていた。同じ場所にあり続けている。

いままでの論文と同じくアクアミドを支持する調査結果であった。

論文の結語では、
●非アレルギー性。
●非吸収性。
●非さい奇形性。
●注入部位にとどまること。
●10年以上変形しない。
●感染の伴わない、カプセル形成、硬結、石灰化、変性の報告は無い。

というい結語で、既に証明されている事実をさらに、アメリカでも証明することになったと、述べております。

PRS vol119 1326 The Use of Polyacrylamide Gel in Soft-Tissue Augmentation : An Experimental Assessment より。

私は、アクアミド・ジェルの注射をいち早く日本で取りいれ、現在日本で最多の症例数、最高の技術を誇っており、アクアミドの製造会社の社長方達までもが挨拶に来たことがあります。

些細なことでもお気軽に相談して下さませ。

アクアミドに関する当院HPはこちらをクリック