ホルモン注射(ホルモン療法)とは?
ホルモン注射とは、なりたい性別のホルモン(男性ホルモンまたは女性ホルモン)を定期的に体内に投与することで、身体的特徴を望む性別へ近づけていく治療です。
単に見た目を変えるだけでなく、「心の性」と「体の性」の不一致から来る苦痛(性別不快)を和らげることを大きな目的としています。
■ FTM(女性から男性へ):男性ホルモン投与
男性ホルモン(テストステロン)を投与することで、肉体を男性化させます。
声の変化: 声帯が厚くなり、声が低くなります(一度低くなると戻りません)。
体毛の変化: ヒゲや体毛が濃くなり、逆に頭髪が薄くなる場合があります。
筋肉・脂肪: 筋肉がつきやすくなり、脂肪が落ちて男性らしい体つきになります。
月経: 通常、数回の投与で月経が停止します。
■ MTF(男性から女性へ):女性ホルモン投与
女性ホルモン(エストロゲン)を投与することで、肉体を女性化させます。
精神面: 気分が穏やかになるなど、情緒的な変化を感じる方もいます。
肌質の変化: 肌がキメ細かくなり、柔らかくなります。
脂肪のつき方: 胸が膨らみ始め、腰回りに脂肪がつきやすくなるなど、女性らしい曲線になります。
体毛・髭: 毛が細くなったり、伸びる速度が遅くなったりします(※ヒゲは消失しないため、脱毛との併用が一般的です)。
注意事項とリスク
ホルモン療法は一生続くこともある治療です。以下のリスクを正しく理解し、医師の管理のもとで安全に行うことが不可欠です。
不可逆的な変化: 声の変化や胸の発育など、一度変化すると投与を止めても元に戻らない特徴があります。
副作用のリスク:
MTF: 血栓症(血液が固まりやすくなる)、肝機能障害、乳がんリスクなど。
FTM: ニキビ、多血症、肝機能への影響など。
料金表
GID
MTF
睾丸摘出
¥176,000
陰嚢除去
¥385,000
女性ホルモン注射
¥5,500
FTM
乳腺切除(脂肪除去含む)
¥880,000
全身麻酔
¥110,000
乳腺切除+アンカー法
乳腺切除
¥880,000
アンカー法
¥220,000
全身麻酔
¥110,00
乳腺切除・皮膚切除+乳輪乳頭移植
乳腺切除
¥880,000
皮膚切除+乳輪乳頭移植
¥1,100,000
全身麻酔
¥110,000
全身麻酔術前血液検査
¥5,500
※施術のリスク等につきましては事前に担当医へご確認ください。
男性ホルモン注射
¥5,500
料金は全て税込価格です。
施術の流れ
【ホルモン療法】
施術の流れ(所要時間目安:ご来院からお帰りまで約1時間ほど)
カウンセリング当日の施術も可能です。ご希望の方は予約時にお申し付けください。

STEP 01:ご来院・受付
ご予約の日時にご来院ください。 プライバシーに配慮した待合室にて、問診票をご記入いただきます。

STEP 02:ドクター診察・シミュレーション
医師が現在の状況や、どのような身体的変化を望まれているか(あるいは不安があるか)を詳しく伺います。
治療のメリットだけでなく、リスクや不可逆的な変化(元に戻らない変化)についても十分にご説明し、ご納得いただいた上で進めていきます。
他院での診断書や紹介状をお持ちの方はご持参ください。

STEP 03:カウンセリング・お会計
具体的な施術プランや料金、術後のダウンタイム(腫れ・内出血)のリスクについて改めて詳しくご説明します。 ご不明点や不安が解消されましたら、同意書へのご記入とお会計を承ります。 (※未成年の方は保護者の同意書が必要です)

STEP 05:施術(麻酔・手術)
検査結果に問題がなければ、投与を開始します。
MTF(女性化): エストロゲン製剤(卵胞ホルモン)を筋肉内に注射します。 注射自体は数分で終了します。
FTM(男性化): テストステロン製剤を筋肉内に注射します。

STEP 06:ご帰宅・アフターケア
点滴が終わりましたら針を抜き、数分間しっかりと圧迫止血を行います。
体調に問題がないことを確認し、そのままお帰りいただけます。
よくある質問
Q. 効果はいつ頃から現れますか?
個人差がありますが、早い方で1ヶ月〜3ヶ月程度で変化を感じ始めます。
Q. 一度始めたら、一生打ち続けなければいけませんか?
望む身体的特徴を維持するためには、継続的な投与が基本となります。特に性別適合手術(SRS)などで精巣や卵巣を摘出した後は、骨粗鬆症の予防など健康維持の観点からも、適切な量のホルモン補充を継続することが推奨されます。
Q. 自己注射(個人輸入)をしているのですが、診察を受けられますか?
はい、可能です。個人輸入による薬剤は成分の信頼性や不純物のリスクがあり、何より医師の管理下でない投与は非常に危険です。当院では現在の状況を伺い、血液検査を行った上で、医療用製剤による安全な管理へとスムーズに移行できるようサポートいたします。
Q. 保険は適用されますか?
. 日本の現在の医療制度では、性同一性障害(性別不和)に対するホルモン療法は、原則として自費診療(自由診療)となります。費用については料金表をご確認いただくか、カウンセリング時に詳しくご説明いたします。