陥没乳頭とは?
陥没乳頭とは、乳頭が内側に引っ込んでしまっている状態です。生まれつき乳管(お乳の通り道)が短かったり、乳頭を支える組織が未発達であることが主な原因です。
放置すると、汚れが溜まって炎症(乳腺炎)を起こしたり、将来赤ちゃんが上手くおっぱいを吸えない(授乳障害)原因になることがあります。 当院では、軽度の方には「切らない(糸で固定する)方法」、重度の方には「切開して組織を剥離する方法」を用い、機能と美しさを両立させます
陥没乳頭の重症度分類は、大きく分けて上記3種類に分類されます。

| 【軽度】 | 普段は凹んでいるが、少しの刺激で乳頭が出てくる状態。 |
|---|---|
| 【中等度】 | 普段は凹んでいるが、強い刺激が加われば乳頭が出てくる状態。 |
| 【重度】 | 刺激を加えても全く出ない状態。 |
こんな方におすすめ
- 乳頭が埋もれていて、見た目が気になる方
- 乳頭の溝に垢がたまり、臭いや痒みがある方
- 将来、母乳育児を希望している方
- パートナーに指摘されるのが怖い、恥ずかしい方
- 以前、他院で治療したが再発してしまった方
当院のおすすめポイント
① 重症度(グレード)に合わせた最適な術式提案
陥没乳頭にはグレード(1〜3)があります。指で摘めば出る軽度のものから、癒着が強く全く出てこない重度のものまで、状態は様々です。 当院では「とにかく切る」ではなく、軽度ならダウンタイムの少ない方法、重度なら再発させない確実な方法と、状態に合わせたベストな選択肢をご提案します。
② 将来の「授乳機能」を最優先に(乳管温存)
「手術をすると授乳できなくなるのでは?」と不安になる方が多いですが、当院の手術は基本的に「乳管温存法」です。母乳の通り道を傷つけないよう、顕微鏡レベルの繊細な操作で周囲の癒着だけを解除するため、授乳機能を残すことが可能です。
③ 傷跡を目立たせず、自然な形に形成
単に引き出すだけでなく、引き出した乳頭が再び戻らないように土台を作ります。傷跡は乳頭の根元や中心部に隠れるため、最終的にはほとんど目立たなくなります。
当院の陥没乳頭の特徴・詳細
切らない陥没乳頭修正(乳管温存・糸吊り上げ法)
メスを使わず、特殊な縫合技術だけで乳頭を引き出し、固定する方法です。
軽度の陥没乳頭の方に適した方法です。
手術方法は、乳頭に4か所ごく小さな穴を開け、そこから細い糸を通し乳頭を挙上し固定するという方法です。
こちらの手術はメスを使用しないため、傷跡も残らず、自然な仕上がりとなります。 さらに、乳管温存が出来るため、将来の授乳に影響を及ぼす事はありません。

| 対象 | グレード1〜2(指で押せば出てくる、軽度〜中等度の方) |
|---|---|
| 方法 | 乳頭の根元に小さな穴を開け、糸を通して巾着袋のように締め上げ、乳頭が戻らないように土台を作ります。 |
| メリット | 抜糸以外のダウンタイムがほぼない。傷跡が針穴のみ。授乳機能への影響が極めて少ない。 |
| デメリット | 重度の場合、後戻り(再発)するリスクがある。重度の陥没(指で引き出せないレベル)の場合や、時間の経過とともに元に戻ってしまう(後戻りする)可能性があります。永続的な効果を望まれる場合は「切開法」をおすすめする場合があります。 |
切る陥没乳頭修正(乳管温存・切開法/皮弁法)
乳頭を引き込んでいる原因(線維組織の癒着)を、切開して直接解除する方法です。
乳頭部及び乳輪の皮膚を切開し、周囲の結合組織から分離して乳頭を引き出します。
手術時間およそ2~3時間。日帰りで行えます。

| 対象 | グレード3(指で引っ張っても出てこない、重度の方)、または再発が心配な方。 |
|---|---|
| 方法 | 乳頭を切開し、乳管を温存しながら、乳頭を内側に引っ張り込んでいる硬い組織(線維束)を剥離・切断します。その後、皮膚をずらして縫合(皮弁形成)し、再陥没を防ぎます。 |
| メリット | 重度でも確実に改善できる。再発率が低い。 |
| デメリット | 術後1週間程度の腫れがある。 |
症例写真
料金表
切らない陥没乳頭
切らない陥没乳頭
片側
¥132,000
両側
¥220,000
料金は全て税込価格です。
陥没乳頭手術
陥没乳頭手術
片側
¥165,000
両側
¥330,000
痛みや腫れを最小限に抑えるため、極細針と笑気麻酔を併用いたします。※別途2,000円 *より傷を目立たなくしたい方は幹細胞上清液(ステムサップ)の併用をお勧めしております。※別途20,000円
料金は全て税込価格です。
基本情報
| 切らない陥没乳頭 | 切る陥没乳頭 | |
|---|---|---|
| 施術時間 | 30分程度 | 約2時間~3時間程度 |
| 麻酔 | 局所麻酔 | 局所麻酔 |
| ダウンタイム | 腫れや内出血は数日から1週間程度 | 手術後、赤みと固さが生じることがございます。術後約1ヶ月経過した頃から軽減されます。 |
| シャワー・入浴 | シャワーは翌日から可能です。 入浴は抜糸の翌日から可能です。 | シャワーは翌日から可能ですが、防水テープなどで手術箇所を濡らさないようにしてください。 入浴は抜糸の翌日から可能です。 |
| 抜糸・通院 | なし | 術後約10日 |
| 注意事項 | 感覚の変化:術後一時的に乳頭の感覚が鈍くなることがありますが、3〜6ヶ月かけて徐々に回復します。 術後の固定:どちらの術式でも、術後1〜2週間は乳頭が再度陥没しないよう、専用のリングやガーゼで「突出させた状態」をキープする固定を行います。 | |
施術の流れ
【陥没乳頭】
施術の流れ(所要時間目安:ご来院からお帰りまで約1時間ほど)
カウンセリング当日の施術も可能です。ご希望の方は予約時にお申し付けください。

STEP 01:ご来院・受付
ご予約の日時にご来院ください。 プライバシーに配慮した待合室にて、問診票をご記入いただきます。

STEP 02:ドクター診察・シミュレーション
女性スタッフ同席のもと、乳頭の状態(陥没のグレード)を医師が確認します。「授乳の予定があるか」など、ライフスタイルに合わせて最適な術式(切るか、切らないか)をご提案します。

STEP 03:カウンセリング・お会計
具体的な施術プランや料金、術後のダウンタイム(腫れ・内出血)のリスクについて改めて詳しくご説明します。 ご不明点や不安が解消されましたら、同意書へのご記入とお会計を承ります。 (※未成年の方は保護者の同意書が必要です)

STEP 04:施術(麻酔・手術)
手術室へ移動し、リラックスした状態で施術を行います。
デザイン: シミュレーションの内容を元に、まぶたに最終的な印をつけます。
麻酔: 極細針による局所麻酔を行います。痛みを最小限に抑えるよう配慮しています。
手術: (約20〜30分) 切らない施術の場合、メスは使わず、医療用の特殊な糸を用いて埋もれている乳頭を引き出し、固定します。

STEP 05:ご帰宅・アフターケア
鏡で仕上がりを確認していただきます。患部を保護し、抗生剤や痛み止めを処方して終了です。入院の必要はなく、そのままご帰宅いただけます。万が一、帰宅後に強い痛みが出たり、糸が取れてしまった場合は、すぐにお電話にてご連絡ください。 (保証期間内の再施術など、責任を持って対応いたします)
よくある質問
Q. 将来、授乳することはできますか?(乳腺は傷つきませんか?)
はい、基本的には可能です(乳管温存法)。 当院の陥没乳頭治療は、母乳の通り道である「乳管(にゅうかん)」を傷つけないように温存して行う方法を第一に選択しています。 特に「切らない治療」であれば乳管への影響はほとんどありませんが、重度で切開が必要な場合でも、将来の授乳希望をしっかり伺った上で、機能温存を重視した手術を行います。
Q. 治療したことはバレませんか? 傷跡は残りますか?
「切らない治療」なら、傷跡は針穴程度でほとんど目立ちません。 皮膚を切開しないため、縫い目のような傷跡は残りません。数日程度、内出血が出る場合もありますが、メイクや色の濃い下着等で隠れる範囲です。 「切開法」の場合でも、乳頭の根元やシワに沿って切開するため、傷跡は時間の経過とともに白く馴染み、目立たなくなります。
Q. 保険は適用されますか?
当院は「美容外科」のため、自由診療(全額自己負担)となります。 保険診療は「病気の治療」を目的としていますが、当院では機能改善だけでなく「見た目の美しさ」「傷跡の綺麗さ」「痛みの少なさ」を追求した審美的な治療を行っているため、自由診療にてご案内しております。 その分、待ち時間の短縮やプライバシーへの配慮、使用する糸や麻酔へのこだわりなど、質の高い医療サービスを提供しています。